不動産は人生の中で、ほとんどの方がおそらく1番高い買い物になると思います。
次に高い買い物と考えるのは車ですが、車と比べるとおよそ車の10倍以上の価格差になるのではないでしょうか?
そんな高額な買い物をする時に、ふと思ってしまうのは、価格が下がったらどうしよう。とかもっといいものが将来出てくるのではという不安です。
住宅業界で働く人なら、そんな事を言う人は少ないと思います。
理由はこれから説明する4つのポイントから読み取れます。金利、土地代、建築代、今後の供給です。
こちらを読んで頂くと、今買った方がいいと思って頂けるはずです。
1.金利
まずは金利です。現在、住宅ローンの変動金利は三井住友銀行やみずほ銀行と言ったメガバンクの場合、0.6%前後と最低金利の中にあります。
では、10年前ぐらいの金利は一体いくらぐらいだったかご存知でしょうか?
10年前ぐらいの変動金利は実行時1.3%ぐらいです。
現在の0.6%前後という金利は、バブル期に住宅ローンを組んでいた人にとってはびっくりするぐらい低く、具体的に金利の違いでどれだけ総支払額が変わるかみてみましょう。
条件は5000万円の借入、35年間金利変更なしの場合です。
4%の総支払額:約9298万
1.3%の総支払額:約6226万
0.6%の総支払額:約5546万
いかがでしょうか?これから金利が上がろうとしている中、今買わないといけないとは思いませんか?
1.3%と0.6%では総支払額が約680万円の違い!こんなにも変わってきます。
こんな低金利なので、社宅や家賃補助のある銀行員の方も、最近は購入される方が増えている様です。
インフレ対策にもオススメなので、今のうちにローンをたくさん組む事を検討してみて下さい。
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2.土地代、今後の土地代は?
この土地代に関しては私の専門分野です。
今とにかくマンションを建てる様な土地がなく、私も仕入るのに苦難しています。
リーマンショックや東日本大震災にょって企業の持っている遊休地は一掃されてしまい、人気のある都内の遊んでいる土地はほとんどありません。
そんな中で売りに出される土地は、大手デベロッパーが集められ入札形式になるのですが、どこのデベロッパーも用地を仕入れたいので競争し、価格が上昇してしまいます。
なので、ここで絶対買いたいから、エイって他より高い金額を出しても、他がもっと高いって事は最近多いです。
私たちは3年後に出来る様なマンションの用地を高値で購入しています。なので土地代だけで見ると、3年後に出てくるマンションは今より高いとは考えにくいです。
3.建築コスト
マンションの価格は土地代半分、建物代半分って言われています。
土地の取得値が3年間は高い物件が出るのですが、建設コストはどうでしょうか?
巷では高止まりと言われています。オリンピック以降も建築需要は落ちないと言われています。
リニアや東京駅再開発、品川駅再開発、渋谷駅再開発、山手線新駅など、ビックプロジェクトが目白押しです。
建設需要が落ちないという事は、建設業界の人件費も落ちないでしょう。
材料費と人件費が落ちないとするなら、建築コストも下がる要因はないのではないでしょうか?
4.マンション供給
そして、土地取得が困難という事は、駅から近いいい物件の供給が少なくなるという事です。
供給が少なくなると価格が上がりますよね。
例え、少子化といっても数年で需要が大きく少なくなるという事もないので、供給量から見ても価格が下がる事は少なそうです。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
絶対に価格が下がらないとは言えませんが、今の金利を考えると賃貸の方は絶対に買ったほうがいいです。
住宅ローン控除も得られるし、団体信用生命保険もあります。買わない理由ってないと思います。
大きな買い物だからって怖がらずに、何を不安に思っているのかしっかりと考えて決めてください。
しっかりと考えれば、今買ったほうがいいとなるはずです。
この記事がきっかけになって、住まいの購入を決断できたなど、後押しになっていれば幸いです。
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