・年収から借入可能金額を計算する方法
・住宅ローンの審査書類、基礎知識
不動産購入の際に、住宅ローンを利用する方がほとんどだと思います。
現金を持っているという方でも、ローンを組むという低金利時代ですからね。
では住宅ローンはどの様に審査をしているかですが、年収や年齢、勤め先、融資対象の担保価値、借入希望金額など様々です。
公にされていない内容はほとんど明かされませんが、ある程度数字で判断出来る様になってます。
目次
住宅ローン審査の基準
ある程度年収に対していくら借りられるかは、判断出来る様になってます。
銀行ごとに審査金利というものがあり、金利が上昇した場合でも返済する余力があるのかが、審査基準となってます。
年収に対して30%から40%以内に、審査金利での年間返済額が収まっていれば、承認が得られる可能性が高いです。
どの様に計算するのかは、下記を見てください。
都市銀行の場合
都市銀行の場合は、審査が基準が他の銀行より高く設定されている漢字があります。審査の金利も高く4%ぐらいに設定されています。
計算方法をご紹介します。
年収500万円×返済比率40%÷12ヶ月÷4427=37.6
年収500万円の人は、だいたい3760万円ぐらいなら借りられる計算になります。
返済比率40%というのは、年収の40%までなら支払いに充ててもいいという事です。
12ヶ月で割って4427で割ります。4427とは100万円を4%の金利で35年の毎月支払い金額です。
37.6になるのは100万円単位なので3760万という事になります。
・年収600万円は4510万円
年収600万×40%÷12ヶ月÷4427=45.1
・年収700万円は5270万円
年収700万×40%÷12ヶ月÷4427=52.7
・年収1000万円は7520万円
年収1000万×40%÷12ヶ月÷4427=75.2
年収が高くなるとどんどん借入できる額が増えていきます。
ネット系銀行の場合
ネット系銀行の場合は審査金利が3.2%ぐらいが多いです。返済比率は35%のところもあれば40%ぐらいの銀行もあります。
100万円を3.2%で35年間の毎月支払いは3960円なので、4%の場合と比べると500円ぐらい違いがあります。
・年収500万円の場合は4200万円
年収500万×40%÷12ヶ月÷3960=42.0
都市銀行と比べると500万円ぐらい違いが出てきます。
・年収600万の場合は5050万円
・年収700万の場合は5890万円
・年収800万の場合は6730万円
・年収1000万の場合は8410万円
住宅ローンの必要書類
住宅ローンの必要書類は大体同じです。
身分証明書として
・運転免許と健康保険証
収入の証明として
・源泉徴収2年分、確定申告の方は確定申告を3年分
そのほか借入のある方は、借入の内容がわかる
・償還表などが必要です。
借入とは分割払いのものすべてと考え下さい。クレジットカードの分割から、携帯に至るまで分割払いのものがあれば申告を行うといいでしょう。
・認印
シャチハタの様なスタンプではダメです。朱肉につけて押印するタイプです。
住宅ローンの基礎知識
住宅ローンに関する知識は最低限備えておきましょう。全くの教えて下さい状態よりは、多少の下調べを行っておく方がいいでしょう。
無料のもので十分です。スーモの冊子がコンビニや駅に置いてあると思いますが、その中の内容を事前にさらっと読んでおきましょう。
固定金利と変動金利の違い
住宅ローンの基本は変動金利です。期間固定をするのが特別な契約です。
固定金利とは、指定した期間金利を固定するもので、その期間が過ぎ何も選択しないと変動金利になる様になります。
固定期間が過ぎた後でまた固定を選択する事も可能です。
変動金利の場合は、いつでも固定金利に切り替えることが出来るので、低金利の今は変動でいいと思います。
元金均等返済と元利均等返済の違い
返済方法は2種類あります。一般的には元利均等返済を選ぶ方が殆どです。
支払い総額は元利均等返済の方が高くなってしまうのですが、当初の支払額が高額になってしまう為、元利均等返済が選ばれています。
ボーナス返済とは
ボーナス払いの計算の仕方は簡単なので、覚えておくと便利です。いちいちシュミレーション出してもらうのも時間がかかるので、計算できる様にしておくのもいいと思います。
年間の支払い総額は、ボーナス有り無しに関わらず同じ金額です。。
年間の支払い総額を12ヶ月で割るか、ボーナスで支払う分を引いてから12ヶ月で割るかの違いです。
年間の支払額が変わらないので、どう割り振るかの違いだけです。もうこれでボーナス払いはまかりますね。
最後に
借入可能金額=返済可能金額ではありません。
家計を見直して支払いが可能かどうか判断が必要です。他人にアドバイスをもらうこともいいですが、参考程度にとどめて自分自身で支払っていけるか判断しましょう。
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