・マンションによってかかる費用が違う
・管理費は上昇することは少ない
・修繕積立金は築年数によって初めから上昇する計画である
マイホームを購入したのはいいが、購入後にかかる費用を把握していないと後々困ってしまいます。
マンションの広告には、価格や月々いくらの住宅ローン支払いになるか大きく書いてありますが、そのほかの費用については小さく書かれていることが多いです。
管理費や修繕積立金は毎月2万円から3万円前後ですが、年間にすると大きなコストになりますよね。10年20年と続いていくものです。また上昇する可能性もありますので注意が必要です。
住宅ローンの支払いのほか必要な費用をまとめますので、事前にどんな費用が発生するのかを確認しておいてください。
目次
管理費とは
ほとんどのマンションで管理費が発生します。
物件によってかかる費用が違い、基本的には管理会社へ払うものなので、売主とは別なケースが多いです。
管理費は値上がりするのか?
管理費は値上がりする様なものではなく、据え置きの場合が多いです。
しかし値上がりがする可能性がないかと言うとそうでもなく、管理がイマイチでもっと清掃を増やすとか、サービス向上の為に管理費をあげて対応する場合があります。
大手管理会社では実績があるので、これぐらいのサービスでいいだろうと言うデータがあるはずなので、管理費が上昇をするといった事が少ない様に思います。
共用施設が充実
共用施設が充実している様な物件では管理費は高い場合があります。
大型物件ではゲストルームやラウンジ、スポーツ事務を併設していたり、カフェやシアタールームなどがあったりします。
大型物件でも共用施設が少ない物件は、管理費が安くなると言う事です。どっちがいいのかは利用頻度やどういった立地条件かで判断するといいでしょう。
周辺に施設が充実しているのであれば、特にマンション内になくてもいいわけですからね。
防犯にかかる費用
マンション内には防犯カメラが設置されていたり、警備員が24時間いるという物件もあります。
防犯カメラなどはリースであったりするので管理費から支払われます。警備員はある程度の大きさの場合は24時間入れなければいけないので、不必要と感じても無くすことはできません。
また、警備会社と契約をしている事もあり、何かあった場合に警備員が駆けつけてくれるというサービスや、外出時に鍵以外にセキュリティーを玄関にかけたりする事も可能です。
大規模マンションはコンシェルジュサービスも
まるでホテルの様に、様々なことに応えてくれるコンシェルジュも配置している事もあります。
タクシーの手配や、クリーニングの取次、共用施設の予約やデリバリーの紹介などをおこなってくれたりします。
使い慣れていない方は自分で行なってしまうかもしれませんが、業者選定など面倒な事がないので使ってみると楽だと思います。
使わない人にとっては無駄な人件費に思われるかもしれませんが、コンシェルジュがいる事によって高級な物件に見えて、物件の価値が上がるとも言われているので、使わなくても恩恵は受けられるとは思います。
マンションは管理を買え
マンション購入には「マンションは管理を買え」という格言が昔からある様です。
どんな物件でも管理の善し悪しで、評価が変わってしまいます。管理内容を把握して比較を行う事もマンション購入では必要ですので気をつけてください。
管理がしっかりしているのかを見極めるのって、なかなか難しいですが、選ぶのが面倒であれば大手であれば安心だと思います。
ブランドがありブランド価値を傷つけない様にしなければいけないですからね。
修繕積立金とは
マンションのメンテナンスにかかる費用を修繕積立金を言います。
築年数がたてば劣化していくものですが、出来るだけ劣化を止める様に30年経っていても真新しく見える様にメンテナンスを行います。
工事には多額のお金がかかるので毎月積み立てる事によって、将来の工事費を確保する様にします。
修繕積立金は上昇する計画である
修繕積立金は上昇する様に当初から計画されたものです。
築年数が経ってくるとメンテナンスを加える箇所も多くなってくるので、その費用を確保する為に毎月積み立てる費用をプラスしていきます。
1年目から5年目、6年目から10年目、11年目から15年目、16年目から30年目と段階的に積立金をあげるケースが多いと思います。
これは物件によって異なります。
修繕がしっかりしてるか、売主の築30年物件を見てみる
修繕積立金をとっていてもしっかりと運用されているかは、築年数が経ってからでないとわかりません。
築年数が経った物件を紹介してもらい、修繕の様子を見てもいいと思います。
評判のいい会社は築年数を感じさせず、びっくりするぐらい綺麗で住みたいと思う様な物件が多いです。
自信がある会社であれば積極的にアピールしていると思います。
戸建てにも維持費はかかる
修繕積立金はマンション特有の費用ですが、戸建てにも維持費がかかるので計画的に積み立ててくれる方が安心ではありませんか?
戸建ての場合には自分でいつどんな費用をかけるかを、自分で決めなければいけないので思ったより費用がかかってしまったとか、しっかりとメンテナンスできなかったというケースもあります。
最後に
マンションの管理費や修繕積立金は毎月かかり、無駄な費用と考えがちですが、日々の生活サポートしてくれるものや、資産をメンテナンスする費用なので支払ってもいいものです。
高いか安いかは物件にもよりますし、サポートが充実しているとか、施設が多くあるかなど物件によって様々です。
それによって物件を決めるってことはないとは思いますが、悩んだ2物件のうちどっちにしようという時には、施設やサービスを比較してみるのもいいでしょう。
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